製品説明
昭和44年(1969)10月、西武秩父線の開業に伴い旅客輸送と並行して秩父地方からのセメント輸送を担うため、
西武鉄道は私鉄初となるF級(6軸動力)電気機関車のE851形を新造しました。
また三菱鉱業セメントではタキ1900形タンク貨車とテキ401形ボギー有蓋貨車を新造し、貨物輸送が開始されました。
セメント列車の運用は三菱鉱業セメントのある東横瀬(貨物駅)から国分寺・池袋間を、昭和48年(1973)に国鉄武蔵野線が
開業してからは、東横瀬〜新秋津間となりました。途中の東横瀬〜芦ヶ久保間に25‰(パーミル)の連続勾配があることから、
セメントを満載した1000tクラスの貨物列車を牽引するには私鉄最大・最強を誇るE851形の重連を必要とするなど、本格的な
山岳路線の貨物輸送を見ることができました。
製品情報
●E851
・レッドを基調にクリームのストライプを配したヨーロピアンスタイルの塗色を美しく再現
・精悍な車体、重厚な台車まわりや屋根上を的確に模型化
・フライホイール付動力ユニット採用により、安定した走行を実現
・ヘッドライト点灯(電球色LED採用)
・ナンバーはレタリングシートによる選択式(2種:E851、E852)
●テキ401
・有蓋貨車の車体表面形状、複雑な梁で構成される妻板のディテールを再現
●タキ1900 (三菱鉱業セメント)
・手スリや台枠、パイピングなどの車体各所の繊細なディテールをリアルに再現
●ワフ101
・車体塗装は後年に見られた黒の標準塗装。西武鉄道の社紋や検査表記などを印刷で表現
・デッキ側のみテールライト点灯
●車体ナンバー、車体表記、所属会社マークを美しく再現