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※新製品予約サイトをはじめてご利用される方は、ご予約時に新規会員登録をお願いいたします。 まるで走るホテル!寝台客車の列車 国鉄時代に活躍した旧形客車の列車

●12系高崎車両センター



12系客車 JR東日本高崎車両センターは、高崎線・信越本線・上越線などを中心に
JR東日本が所有する蒸気機関車やその他の機関車に牽引されイベント列車で活躍中の車両です。
特に高崎支社に所属する機関車は、同支社以外の車両が廃車・除籍されている場合多く、
バリエーション豊かな牽引機も人気を博している理由の一つです。

現在は、主に「SLぐんま みなかみ」、「SLぐんま よこかわ」で活躍し、関東で見られる、乗車が可能な
SL列車としてファンに親しまれています。
また、イベント用車両ということで、JR東日本管内のイベントに合わせて12系が出張することもあり、
群馬県以外の方も見たことがある車両かもしれません。

12系客車は、国鉄時代に製造された車両です。
現在と国鉄当時では外観に大きな差はないものの、国鉄民営化頃を境に近代改造を受け今日に至ります。
主立った近代設備は、垂れ流し式だった化粧室まわりを修繕・汚物循環装置の設置、列車無線アンテナの設置、
窓ガラスのゴムを黒色のHゴムに更新 等各所に改造・更新が行われました。

高崎車両センターに所属する12系の中には、乗車することができない事業用車が存在します。
事業用車の「オヤ12」は、同センター所属のスハフ12改造の事業用車で、蒸気機関車の回送・工場入出場時や
出張イベントなどの控車として活躍しています。
蒸気機関車をサポートする車両として欠かせない車両です。

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    <SLぐんま を楽しもう!

        
          

●SLやまぐち号


SL「やまぐち」号は、衰退した蒸気機関車の列車を復活させるべく、
地元市町村の期待、当時の国鉄総裁の英断により、みごと復活を遂げた観光列車です。
四季折々の情緒を楽しめる山口線を爽快に駆け抜けます。

1979年に復活を遂げたSL「やまぐち」号は、レトロ調の客車を用いて運転されていました。
当時は12系客車を改造した車両で運行していましたが、車体の老朽化などの理由により
新製の客車を投入することになりました。

新たに造る車両は、SLの全盛期だった茶色の客車を再現すべく、展望デッキの設置や中間車の外観など
当時のマイテ49形、オハ35形などの雰囲気を重視した車両となっています。
車内も、レトロ調の雰囲気はそのままに、屋根上のクーラーや床下の発電機、
台車はボルスタレス台車を装備するなど、最新の機器が各所にみられ、まさに平成に誕生したレトロ車となりました。

牽引機のひとつである、D51 200は、昭和47年(1972)に梅小路蒸気機関車館に収館され、
「スチーム号」の牽引を行っていました。
その後、平成29年(2017)11月の<SL「やまぐち」号>の牽引で本線復活を果たし、現在も山口線の
新山口〜津和野間で活躍中です。
知名度も高い蒸気機関車「デゴイチ」が牽引するやまぐち号は、人気の観光列車となっています。

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    <SL「やまぐち」号>を楽しもう!

        
          


●SL人吉


現役の蒸気機関車の中で、最古参である8620形蒸気機関車。
その蒸気機関車は今まさに、九州で活躍中です。

「SL人吉」の誕生は、地名に由来します。
前身であるSL列車<あそBoy>で活躍していた 「58654」 は、
静態保存されていた人吉市に由縁し、「SL人吉」として肥薩線での運行を開始しました。
「SL人吉」は、球磨川沿いの人吉駅から熊本駅までの区間を運行していましたので、
自然豊かな山間部、川沿いを進む「SL人吉」から見た景色は、優雅な時間を過ごす旅を演出していたことでしょう。

しかし、令和2年7月豪雨の影響により、現在は肥薩線の一部が不通となってしまい、肥薩線での運行は運休となって
しまいました。
その後、令和3年(2021)5月から鹿児島本線熊本〜鳥栖間に運行路線を変え、現在も活躍中です。

「SL人吉」に使用される客車は、国鉄時代に製造された50系客車の改造車です。
この客車も、前身の観光列車を元に、「SL人吉」用の客車として機関車「58654」と共に
華やかな装飾を施した姿に再改造されました。
3両編成の客車のうち、前後のオハフ50の車端部に展望ラウンジを備え、2号車にはビュフェを備えています。
車内には<ミニSLミュージアム>の展示棚が設置され、その展示棚は模型でも再現されています。

また、この客車はSLの運行だけでなく、ディーゼル機関車のDE10に牽引され、運行されることもあります。

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    <SL人吉>を楽しもう!

        
          


●寝台特急「あさかぜ」(初期編成)


1956年に戦後初の夜行特急列車として「あさかぜ」が誕生。
10系寝台客車などで編成された車両で運行されていましたが、
昭和33年(1958年)に、「あさかぜ」用として開発された20系寝台客車が登場し、ブルートレイン(寝台特急)が誕生しました。

運行当初は、電化されている区間は電気機関車による牽引、非電化区間は蒸気機関車による牽引で
東京〜博多を結んでおり、昭和当時は最新の客車といえど、蒸気機関車を手放すことができない時代でしたが、
昭和39年(1964年)に全線電化となり、蒸気機関車牽引の「あさかぜ」は終焉を迎えました。

当初はEF58の牽引により運転されていましたが、1961年に落成されたEF61が牽引機に参入、
最新の客車に加え、新性能電機が牽引する花形の列車へとさらなる進化を遂げました。
加えて、また新たに昭和38年(1963)に登場した新性能電機EF60 500番台も牽引しています。

「走るホテル」と評された20系寝台客車による「あさかぜ」の運行当初は、
横になることができる寝台車の他に、普通座席の車両であるナハ・ナハフ20が
編成に含まれるのが特徴です。
また、「あさかぜ」は当初より食堂車が連結され、車内で出来立ての食事を取ることができました。

20系客車による「あさかぜ」は、1等寝台客車を集約した編成(殿様あさかぜ)が登場するなど
豪華列車のイメージもありますが、当時の時代背景に合わせ、編成の組み換えが行われる
興味のつきない列車となっています。

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    あさかぜをはじめるなら!

        
          

●寝台特急「カシオペア」


豪華寝台列車のひとつ「寝台特急カシオペア」は上野〜札幌を結んでいた寝台特急です。

寝台車には設備・居室にグレードがあり、
・シンプルな寝台付個室や1区画に4人が就寝できる解放寝台を有するB寝台
・シャワー室やトイレが付帯する居室やホテル相応の設備を有するA寝台
この2つのグレードによって旅券が発行されます。

カシオペアは、当時活躍していた他の寝台特急と比べ、比較できないほど豪華な設備を持った列車です。
日本初である全車2階建ての寝台客車という新たな車両の登場に加え、豪華な設備を備えた「カシオペア」は、
鉄道ファンのみならず、世間を圧倒しました。
豪華な設備を有するA寝台が居室のある車両全てに設定され、
特に、「カシオペアスイート」のうち、後面展望を独り占めすることができる1室はプレミアルームとなっています。
また、車両基地から上野駅に向け出発する際は、このプレミアルームが先頭となる推進運転が行われ、
車両が入線する際は、迫力のある特徴的な運転を行っていました。

平成11年(1999)から運転を開始した「カシオペア」は、同路線を走行する「北斗星」と共に札幌行き寝台特急として
活躍していました。
牽引する機関車は、専用の機関車が用意され、EF81カシオペア色、その後、世代交代によりEF510カシオペア色が専用機として
上野〜青森間を走行、青函トンネル区間はED79、道内はDD51北斗星色が牽引を務め、札幌に向かいました。
北斗星と路線を共有していたため、EF510北斗星色が牽引する「カシオペア」など、相互機関車が運用に入ることがあり、
後述のカシオペアクルーズや訓練などの特殊運用を含めると、バリエーション豊かな牽引機との運転を楽しむことができました。
(牽引機の例)
@EF81カシオペア + E26系カシオペア
AEF81北斗星 + E26系カシオペア
BEF510カシオペア + E26系カシオペア
CEF510北斗星 + E26系カシオペア 

定期運行終了後は、「カシオペアクルーズ」と列車名を変え、北海道新幹線開業後も道内に乗り入れた後、
道内乗り入れ終了後は、JR東日本管内のクルーズに用いられ現在も活躍中です。
(カシオペアクルーズ化時にカハフE26の床下機器が変更されています)

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    豪華寝台列車を楽しむ!

        
          



●寝台特急「さくら・はやぶさ」


様々な列車が行き交っていた西行きの寝台列車。歴史ある「さくら」と「はやぶさ」をご紹介いたします。

寝台特急「さくら」 「さくら」の名称は、1929年(昭和4年)の公募により選ばれた、
日本に由来する馴染みやすい列車名で登場しました。
1972年(昭和47年)に、当時使用していた20系寝台客車から新型ブルートレインと称された14系寝台客車の
運用に変更となりました。
14系寝台客車は20系寝台客車と比べ、客室照明などの電源方式の変更、自動開閉の外面扉、寝台の大型化など
ブルートレインの変革が起こった車両です。
東京を出発した佐世保行きの「さくら」と長崎行きの「さくら」が、肥前山口駅で併結解結するため、
分散電源方式の14系寝台車は、まさに併結解結の都合に合う車両です。


寝台特急「はやぶさ」 最長の運転時は、東京〜熊本〜西鹿児島間を走行し、区間短縮後は東京〜熊本を結んでいた
長距離寝台特急です。
当時は20系寝台客車で運行されていましたが、1975年(昭和50年)に、20系寝台客車から24系24形寝台客車を
使用した運用に変更となりました。
その後、1976年(昭和51年)に24系25形に変更されました。
民営化後には、特徴的な小窓で構成される客室側側面、“SOLO”のシンボルマークを付けた
オハネ25形1000番台B1一人用B個室寝台車「ソロ」が編成に組み込まれました。

寝台特急「さくら・はやぶさ」
24系寝台客車はカニ24による集中電源方式のため併結解結には向かない車両ですが、14系と併結することにより
この問題は解消します。
「はやぶさ」の電源はカニ24から、「さくら」の電源は14系寝台客車から電源を取るため、車内サービスに影響はありません。
通常は、同一形式で統一されることが多いですが、乗客の利用状況に合わせた柔軟な運用が組まれ、
他形式を併結した「はやぶさ/さくら」は、JR化後初の24系と14系の併結が話題となり、多層建てブルートレインとして
人気を博しました。
また、白帯と銀帯の混ざったユニークな編成からなる同列車は、帯が統一された編成とは異なる魅力の一つです。

寝台特急「富士」
24系と14系を併結した15両で運転されていた富士は、増解結をせず同編成を用いて東京〜大分間を走行していました。
新発売となる、寝台特急「さくら・はやぶさ/富士」 14系 6両セット と寝台特急「さくら・はやぶさ/富士」 24系 9両セットは
寝台特急「さくら・はやぶさ」/寝台特急「富士」をお楽しみいただける内容となっています。



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    西行き寝台列車を楽しもう!

        
          



●EF55 / 高崎運転所 旧形客車


昭和61年(1986)にEF55が車籍を復帰。
また、旧形客車の廃車が進む中、スハフ42・オハ47をはじめとした旧形客車の代表的な車両に加え、
当時としては貴重な存在だった3軸ボギー台車を装備したスエ78も秋田から転配、
全国各地に残存していた旧形客車の一部を高崎運転所(現ぐんま車両センター)に集結させました。
そして、EF55復活を機に 高崎線・信越本線・上越線などの路線でこれらの客車がイベント列車として運行されました。

高崎運転所(現 ぐんま車両センター)の旧形客車は現在も現役であり、スエ78を除いた車両が「SLレトロ みなかみ/よこかわ」で活躍中。
国鉄時代から残る数少ない旧形客車を求め、多くのファンがイベント列車を目当てに列車の乗車や撮影を楽しんでいます。
車両は旧型客車そのままですが、国鉄時代に現役で活躍していた当時と比べ、
ドア窓の形状や客扉自動鎖錠装置の設置、列車無線アンテナなど、現代の車両へと改造されています。
今回発売となる製品は、EF55が牽引していた当時に合わせ、車無線アンテナ・客扉自動鎖錠装置設置前の形態で製品化。
EF55にはなくてはならない相方です。


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    高崎の旧客は8月発売予定!

        
          



●定番の普通列車スハ43系


スハ43系は、第2次大戦後の客車の代表格で、昭和26年(1951年)〜製造された客車です。
車掌室付のスハフ42、車掌室のないスハ43を含め、1000両以上が量産されました。
全国各地の路線で活躍し、当初は優等列車に用いられたものの、普通列車にも投入され
蒸気機関車、ディーゼル機関車、電機機関車に牽引されながら、人々の足として日本の復興を旅客面から支えました。

スハ43系は、長年に渡り活躍した車両のため、国鉄型機関車の多くが牽引にあたりました。
東北方面ではC62やEF80、ED75など、東海道方面はEF58、その他地方路線ではC11やDE10など
様々な客車列車で運転されました。

一般的な客車の塗装は、茶色と青色の2色に分けられます。簡単にいうと茶色が古く、青が新しい塗装です。
ぶどう色と称される茶色の塗装時は、客車のみならず電気機関車や電車にも用いられた塗装で、
多くは車両の更新工事を受けた際に青色の塗装に変更され、次第に茶色の客車は数を減らしていきました。
中には、茶色のまま廃車になるまで活躍をした客車や荷物車など、青色塗装にならなかった車両もあり、
後年の客車列車は全て青色だった、というわけではありません。

頑丈につくられたスハ43系は、現在でも現役の車両としてJRや私鉄に在籍しイベント列車でも活躍中です。
もちろん、 高崎運転所 旧形客車 7両セットにも収録されています。


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    定番の普通列車スハ43系!

        
          
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